家庭菜園といえばキャベツや小松菜、レタスなどの
葉っぱ物をイメージする人が多いかもしれませんが、
実はこうした葉物というのは意外と難度が高く、初心者向けとは言えなかったりします。
逆に、ほぼ誰でも作れて失敗がなく、収穫したものの使い道も多いのが「ジャガイモ」です。
まずジャガイモの栽培は、「春植え」と「秋植え」の2時期が存在します。
この内、初心者向けで収穫も多いのが「春植え」です。
ただ、品種や地方の気候によっては秋植えのほうが良い場合もあります。
春植え向きの品種としては、「メイクイーン」や「だんしゃく」を始めとした
ほぼすべてのジャガイモが該当します。
秋植えに向いている品種としては
「出島」「アンデスレッド」「ニシユタカ」「農林一号」などが有ります。
基本的には春植えがメインで、一部は秋植えにも対応できるというのが正しいですね。
春植えのタイミングは3?4月。5月では遅いので早めを心がけましょう。
逆に、寒さには強いので2月頃に植えてしまうのも問題は有りません。
植え付けは大きな芋を分割して植えるのと、
小さな芋をそのまま植える方法がありますが、
余裕があれば小さな芋そのままを植えるのをオススメします。
カットしたものはどうしても腐ったり病気が入ったりということのリスクが上がって、
少しですが難易度が高くなります。
秋植えは夏の終わり、9月頃を目安に植えてやります。
こちらは親芋が腐りやすいので、小芋そのままを強くオススメします。
ジャガイモは、親芋から茎が伸びて、その付け根から根が伸びて、
地中の茎から地下茎が出て芋になるという構造です。
小芋が日にあたってしまうと緑化して毒を持ってしまいますので
少し深めに植えつけるか、あとで土寄せをしてやります。
これはどちらを取っても良いのですが、
初心者は若干深めに植えておいたほうが無難でしょう。
(収穫量は土寄せしてやるほうが増えます)
注意点として、過湿に弱いため出来る限り水はけの良い場所を選びましょう。
粘土質に植えるときは、しっかり腐葉土などを入れて、通気性の良い状態にしておきます。
肥料は少なめにしておいたほうが失敗が有りません。
なお、連作にはかなり弱いので、前年ジャガイモを作ったような場所も避けましょう。
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