食に対する関心が高まり、また、自分で食べ物を作るということの
精神的な充足感が注目されている今日このごろ。
自分の家の空きスペースなどを利用して
家庭菜園をやってみようという人も多いのではないでしょうか。
とは言え、作物によって「育てやすい・育てにくい」というのは確実にありますので、
ここではどんな作物が育てやすくておすすめかということを中心にお話していきましょう。
これから初めて家庭菜園をするという人におすすめな作物は「さつまいも」です。
戦時中、学校の校庭をさつまいも畑にしたというような話を聞いたことは無いでしょうか?
普通ならばそんな条件でいきなり作ったところで、
まともなものは出来ないのですが、それでも育ってある程度は
収穫できてしまうのがさつまいもという作物です。
また、秋の芋だけでなく、夏の地上部(葉、茎、ツル)も野菜として利用可能です。
ビタミン類を豊富に含んでいるので、
お味噌汁の具や天ぷらなどにして食べてみましょう。
栽培の仕方は簡単。晩春?梅雨の頃にホームセンターや種苗店で芋づるを買ってきたら、
土に挿してしっかり保湿してやるだけ。
しばらくするとツルから根が出て、成長が始まります。
挿し方によって芋の数や大きさが変わってきますが、
まずはフィーリングで挿してしまって構いません。
その後の保湿の方が大事です。
日照が足りていれば最短90日ほどで収穫できます。
注意点としては「肥料をやり過ぎないこと」。
もともと肥料が少なくてもよく育ちますし、あまり肥料が多いと
葉ばかり茂って芋ができません。(ツルボケ)
なお、品種としてはホクホク型の「なると金時」、
ネットリ型の「安納芋」、中間型で多収の「紅あずま」、
低温保存に強い「紅はるか」などが有ります。
多少育てやすさに差がありますが、
このへんは味の好みに合わせて選べばよいでしょう。
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