家庭菜園で人気のベスト3といえば、きゅうり、ナス、トマトで、
まず間違いないでしょう。これらの野菜に共通している特長といえば、
育てるのが簡単なこと、収量が多いこと、
そしておいしいことに尽きるのではないでしょうか。
特にナスは、昔から秋ナスは嫁に食わすなという例えもあるほど、おいしい野菜です。
ナスを作る際の注意点ですが、ナス科の植物は連作障害を起こしやすいので、
同じ場所には3,4年に1度しか、植えないようにします。
とはいっても家庭菜園は狭いので、なかなか連作しないように
場所を変えて植えるのがむずかしいところです。
次にナスの品種を選びます。ナスの原産はインド地方とされ、
そのため高温性野菜ともよばれています。
日本には8世紀頃伝来されたとされ、歴史が古く、
地域にさまざまな品種が多く残っています。
代表的な品種として、中長ナスと長ナスと丸ナスと
米ナスと小ナスの4種類があり、千両、千黒、小五郎、
黒陽、早生大丸、紫水、くろわし、竜馬などが有名です。
地方品種としては、京都の加茂ナス、大阪の水ナス、
宮城の仙台長ナス、福岡の博多長ナス、新潟の巾着ナス、
山形の民田ナスなどが有名です。
育て方ですが、苗それも接木苗が、
成長が旺盛で、病害にも強いので、お奨めです。
インド原産のため、土中温が20度以上にならないと生育しませんので、
地域によって4月下旬から6月上旬までが植え頃となります。
また、日当たりと水分を好むので、1日中日が当たる場所が適切です。
土壌は保水性を高めるため、腐葉土や牛糞堆肥をしっかりとすきこみ、
ふかふかの土にする必要があります。
気温は30度くらいが一番成長しますが、
日陰が苦手なので、わき芽を摘んで、3本立てとします。
収穫は6月から10月頃まで楽しめます。
注意したいのは、実がなってから大体25日前後で採らないと、
皮や種が硬くなるいわゆるボケナスとなってしまいます。
新鮮なつやつやしている時期に収穫します。
収穫後は、どんどん水分が蒸発するので、
できるだけ早く食べるとおいしいです。
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