「親の意見とナスビの花は、万に一つの無駄がない」、
又、「ナスの葉は座布団にせよ」、「ナス紺色」などと、
ナスに関する諺があるほどで、ナスは日本人に愛されている野菜です。
ナスの料理にしても万能とも言われ、中華風のマーボナス、
ヌカズケや塩漬けなどの漬物、丸焼きをニンニク醤油で召し上がり、
甘味噌の和え物、味噌汁の具などなど、何にでも使用可能な食材です。
ナスの栽培は、勿論、我が家の庭先でも作っております。
夏の野菜としては誰ども簡単にできる野菜だと思います。
枝が伸びてきたら三方向に枝を伸ばしてやり、
花のすぐ下二つのわき芽を残し、他のわき芽はすべて摘み取るか、
後の枝は切った方が良いようです。
開花するまでに枝葉を充分に発達させ、畝の幅は広めに取り、
根張りをよくするために肥料は薄く幅広くまんべんなく施し、
更に、追肥を充分に与えます。 又、ナスは充分水を好みます。
特に野菜類の中では高温多湿を好む夏野菜の代表で、
日本の気候にはピッタリ合う野菜でもあります。
ただ、成長が良い割にはナスは連作を嫌い、
障害を起こしやすい野菜でもあります。
「ナス紺色」と言われるように、皮の色は紫外線を
タップリ浴びる事によってよりよい発色をしますので、
基本的にはハウスでは適さない路地栽培になります。
栽培には移植栽培と直まき栽培がありますが、
大方はホームセンターなどでポット売りされた苗での
移植栽培が簡単で確実なようです。
ナスのは収穫期間が長く一度ピークが過ぎても7月頃に切り戻せば
秋茄子の収穫が楽しめるお得な野菜です。
ナスの種類は日本全国でも100種類以上ともいわれ、
丸なす、小なす、水なす、長なす、長卵なす、など等、
全国各地で栽培され、其々、土地にあった品種を栽培されています。
ナスのは栄養が無いと言われますが、
とんでもないことで実はビタミンB、Cなどのビタミン、カルシウム、
鉄分、カリウムなどのミネラル成分、食物繊維などがバランス良く含まれています。
中でも熟年層には良いとされる食物繊維やポリフェノールが含まれています。
ナスは、日本人には一番合う野菜ではないでしょうか。
ただ、キュウリやトマトとやや異なって、飽く迄も季節の野菜なんですね。
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