子供の頃から玉ねぎをあまり買ったことはありません。
いつも、母が畑で作る玉ねぎを食べていたからです。
結婚してからも、実家から玉ねぎをもらい買ったことはありませんでした。
その母も歳をとり、玉ねぎを作らなくなってしまい、
玉ねぎを買うことになろうとしていた頃、
近所の人に５０本ほど玉ねぎの苗をもらい植えることになりました。
しかも、我が家の母はいつも苗を購入して植えていましたが、
苗をくれた方は種からまいて苗を育てていました。
「庭に植えれば簡単」と言われましたが、育て方が全く分からず、
近くのホームセンターを覗きに行くことにしました。
ホームセンターで玉ねぎの苗売り場を見てみると、
プランターに植えるだけでも良いと知りました。
プランターを準備するのも面倒だったので、
花畑にやはりホームセンターで購入した牛フンを混ぜて、
玉ねぎの苗を植えることにしました。
北風に吹かれ、苗たちは寒そうでした。
少しも太くならなくて心配しました。
途中で化学肥料をパラパラまきました。
それでもやはり我が家の苗は小さいままでした。
春になって暖かくなった頃、玉ねぎの苗が急に太くなってきました。
そして、玉が少しずつ大きくなってきました。
収穫は、一気にやるのではなく、苗の葉が倒れてから収穫すると
玉ねぎが腐りにくいと教えてもらい、庭先ということもあり、
葉が倒れるの見つけては収穫しました。
恐らく土が良くなかったのでしょう。玉ねぎはとても小ぶりでした。
でも生まれて初めて作る玉ねぎは愛おしかったです。
玉ねぎを吊るすところがないので、少し大き目の籠に入れて保存しました。
腐るのではと不安でしたが、腐ることはありませんでした。
連作はまずいというので、少しずつ場所をずらして、
毎年玉ねぎを作っていこうと思います。
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