アップルミントを庭で育てています。
本当はルッコラの様に、サラダなどにして食べられる物を育てたかったのですが、
ちょっと事情がありました。
東京の多摩地区でアパート暮らしをしているのですが、
引っ越した当初は庭土の異常さに驚きました。
何度か引っ越しはした私ですが、今まで見たどの土とも違います。
水をかけても全く染み込まず、水が玉になって低い方へと流れて行ってしまいます。
これは、「土」というより「火山灰」なのではないか?
と思ったのですが、やはりそうだったらしいです。
いわゆる「関東ローム層」なのでしょう。
水も染み込まない土では、植物の育てようがありません。
何よりも、庭に干した洗濯物がこの上に落ちると悲惨で、100%洗い直しになります。
まずは、これを何とかする必要がありました。
という事で、
何か強い植物で、地表を覆ってしまえ
という作戦に出ました。
庭の隅の、土の質がいくらかマシな所ではドクダミが繁殖していましたので、
土をいくらか改良すればこれが使えそうだったのですが・・・。
ドクダミで覆われた庭
というのは、あまり風流では無い気がしました。
(臭いも相当なものでしょう)
そこで、選んだのがハーブの一種、アップルミントです。
ハーブというとお洒落な感じがしますが、要は雑草の類です。
園芸品種に比べたら、そうとう強いはずなので、まずは植えてみよう。
と、苗を試しに植えたところ・・・ものすごい勢いで成長します。
上へも伸びるのですが、地下で根を横に伸ばして、
地域全体の支配を目論んでいる様です。
あれほどはびこっていたドクダミですが、「高さで負けた」為に、
勢力が弱まった感じになってきました。
(なんだか、バスケット漫画の様ですが)
その後、うちの庭はミントとドクダミの熾烈な抗争の場と化しております。
上に落ちても、洗濯物は100%無事ですが、ここまで来ると他の植物を植えられません。
たいてい、ミントとドクダミに対抗しきれず、大きく伸びる事ができないまま終わるのですが・・・。
唯一の例外は「ワイルドストロベリー」でしたね。
これは丈の低い、どちらかと言えば地味な感じの草ですが、
意外にも丈夫で、第3の勢力となりました。
小さいですが、ハッキリと苺の味がする実を付けますので、
娘が小さい頃は大喜びでしたね。
という事で・・・ハーブを植える時は要注意ですね。
意図せず「ハーブ園」に「なってしまう」可能性が大です。
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