アスパラガスの栽培方法|冷涼な気候を好むユリ科の多年草

アスパラガスは農場に勤めていたときに、とれたての美味しさに感動して、
是非自分で栽培してみたいとは思っていましたが、収穫できるまでが長いのと、
一度植え付けたらその場所は他の作物に使えないので躊躇していました。
最終作物と教わったからです。
しかし、どうしてもあの美味しさが忘れられないので、
少しの量から栽培してみることにしました。
アスパラガスは冷涼な気候を好むユリ科の多年草です。
生育適温は15度から20度です。30度までは高温ほど生育は早いが、
それ以上になると株がひどく弱ってきます。
土は微酸性から中性で、土層が深く水はけのよいところが向いています。
先に述べたように1度植えたら10年も植え替えしないので、じっくりと場所を考えます。
品種はメリーワシントンというものにしました。
4号の鉢に果菜育苗用の土を詰めて播種床とします。
種子は2日から3日ほど30度くらいの温かい湯にひたして、
水を切ってからまきます。発芽するまでに約半月程かかります。
乾燥に弱いので、水やりに注意します。育苗中に3回から4回、液肥で追肥します。
IMG_2519.JPGのサムネール画像
定植は秋に植えるのがふつうですが、寒冷地では翌年の4月植えでも大丈夫です。
永年作物なので、植え付け密度は、1平方メートル当たり2株までとしておきます。
雄株で定植が理想ですが、1年目の苗では見分けがつきません。
ですから、株の小さいわりに芽が大きい株は避けるようにします。
定植時の乾燥には十分に注意します。
植えてから2年間は収穫しないで、株の養成に努めます。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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