新しい引越し先の家には、小さな畑がありました。
暫く放置していたのですが、主人が野菜を植えてみようと提案してくれました。
実のところ、私は植物を育てるのが苦手です。
鉢植えでさえ、すぐに枯らしてしまうのです。
主人も都会育ちのため、畑作業をした事は無いそうです。
こんな初心者の二人が最初に植える事にしたのは、小松菜でした。
初めてでも簡単に育てられそうなのと、季節を選ばないこと、二人が好きな野菜なのが理由です。
まずは、大きめの木の箱に土を入れて、
照彩小松菜と言う種類の種を蒔いて水をかけ、発芽するのを待ちます。
数日で、双葉の芽が出て来ました、なんて可愛いのでしょう!
しかし、これらの芽全部を植える事は出来ません。
可哀想な気もしますが、間引きして、少し大きくなったところで、畑に植え込みました。
ちなみに、間引きした芽は、この時点でもサラダなどにして食べられるそうです。
選ばれた苗達は、畑に植えて水やりをするだけで、日々成長して行きました。
本来は肥料をあげるのでしょうが、私たちは何もしませんでした。
毎日の成長が楽しみで、小さい葉っぱを味見したりしながら、
スーパーで見る大きさに成長するのを見守りました。
私たちの土地も少しだけ畑らしくなりました。
そして気づくと濃い緑の小松菜が、モリモリと出来ていました。
少しの苗を植えただけですが、たくさんの葉が茂り、
毎日の様に、鍋や炒め物などにして食べました。
見た目はスーパーで売っている野菜より劣りますが、
自分で作った野菜のおいしさに目覚めたのはこの瞬間でした。
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