夏に向かって暑くなりだしたこの頃、
家庭菜園でも夏野菜の栽培が本格化しています。
夏野菜には、ナスやキュウリと言った
様々な種類の野菜がありますが、
今回はトマトの代表的な品種である
「桃太郎」の栽培知識についてお話をします。
桃太郎は、見た目・味・甘さが日本人好みに改良された品種で、
スーパーで販売されているトマトの多くが桃太郎の系統です。
そんな大人気の桃太郎を家庭菜園で栽培し、
甘くて美味しいトマトにするには、様々な工夫が必要になります。
その中でも、特に重要なポイントを挙げると、
まず日当たりが良く、水はけの良い畑を選び、
そこに高い畝を設け、その畝に太陽光がよく反射する
シルバーマルチを敷き、その上でトンネルハウスを設けます。
これは、トマトが比較的乾燥した環境を好む為で、
日本の夏場の多雨多湿な環境は、病気を発生させたり、
果実の裂果を招く原因になるのです。
その為、栽培をする場所と環境の設定が重要になります。
シルバーマルチを敷いたのにも訳があり、
トマトが赤く熟する為にはリコピンの生成が欠かせませんが、
リコピンを生成するためには、太陽光に含まれる特定の光が鍵を握っているのです。
その為、トマトの果実全体が万遍なく赤くなり、
糖度や旨み成分を高める為にも、太陽光の反射素材である
シルバーマルチが大切になってくるのです。
トマトは乾燥した環境を好むと書きましたが、
苗の成長期と果実が膨らみ始める頃には、
ある程度の水分が必要になるので、
朝か夕方のどちらかでもよいので、
1日1回は水やりをする事も重要になります。
(但し、雨の日の水やりは避けるべきです)
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