海外で生活したことのある人ならば誰もが感じる、
日本食が食べたい・日本のような野菜が食べたいという
欲求を満たすために私は野菜つくりを始めました。
野菜はスーパーで買うものと思っていましたが、
そこは海外、都市部にあるアジア系のスーパーに行かないと
里芋やほうれん草などは手に入りません。
ある時、生ごみを捨てている庭の片隅で、
何かが目を出していたのに気が付きました。
しばらく成長を待ってみるとそれはカボチャでした。
最初、品種はわかりませんでしたが、
どんどんと大きくなり、その年は5cmほどの小さな実が一つなりました。
次の年は立派なカボチャが2つ収穫できたのです。
この時初めて栗かぼちゃだとわかりました。
最初の年は実がなる頃に日照りが続いた為、
収穫に至らなかったのかと思います。
それ以降は土を入れ替えたり、
花が咲くころからは水やりを増やしたりし、
毎年立派な栗かぼちゃが収穫できています。
そのカボチャの芽を見つけた時から、
私は菜園を始めました。
野菜の種をインターネットで注文し、育てました。
中には予想と違った洋物野菜であったり、
見た目は日本の長ナスとそっくりでも皮が非常に硬かったり、
水不足で枯れてしまったりと失敗例もたくさんありました。
そうしてしているうちに徐々に増え、
今では日本食には欠かせない
野菜がいつでも入手できるようになっています。
食の欲求はこんなにも人間をまめにするのかと、
私自身驚いています。
偶然の栗かぼちゃの発芽には「ありがとう」と伝えたいです。
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