我が家では一年中、何かを栽培している割と立派な畑があります。
主に世話をするのは引退したお爺ちゃん。
食べたい野菜を申告するのは、娘である私の役目。
冬には当然、大根を忘れてはなりません。
今年は聖護院という大根に決まりました。
いつも色々な苗や種を買っては試す、
好奇心旺盛なお爺ちゃんのお見立てです。
種の袋を見ると、丸々とした姿。
テレビで見たことのある今日野菜のような立派な風貌。
食べるのが楽しみになりました。
9月に種をまいた時から、お爺ちゃんの裏技が始まりました。
なんと、黒砂糖と焼酎を肥料として撒くのです。
これは、去年の夏に収穫したスイカで成功した試み。
その時のスイカも、買ったとしか
思えないくらいのお味で、あま?いスイカでした。
そこで、期待のホープ聖護院にも試そうと考えたらしいです。
1Lのカップに焼酎と黒砂糖を半々に混ぜて、
噴霧器に入れて「シャーシャー」と撒いてました。
今回は、土に米ぬかも混ぜたと言います。
普段の食卓で使う砂糖は、聖護院がもらった黒砂糖よりもお安いもの。
なんだか納得いかないような気分で、年末くらいから収穫開始。
御節のなますも聖護院を使用して作りました。
お味はというと、素晴らしく甘いです。
この甘さは、煮物にするとあまり感じません。
多分、味付けに使用する砂糖と喧嘩してしまうのかもしれません。
生で食べると、ものすごいです。
瑞々しい中に、抜群の甘さ。
大根サラダやスティックにして食べると本当に美味しいです。
味が濃いので、今年はそのままか塩のみで食しています。
ただし、費用対効果は「当たり前!」としか言いようがありません。
味が保障されている聖護院を購入したほうが、
安いかもしれないと思うのでありました。
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