秋野菜の収穫期を迎えた頃になったら、トンネル栽培で育てられる、
野菜の種まきを行いましょう。
ほうれん草、小かぶ、春菊、小松菜などがその時期を種まきの適期とする、
代表的な野菜です。露地まきは、冬どりには間に合いませんので、
トンネル栽培を前提とします。
大体、10月の下旬頃までには種まきを完了させますが、
この時期というのは、関東南部以降の平坦地となりますので、
寒い地域、高冷地の場合は、翌年の春を迎えるまで種まきは出来ません。
まず、種まきの準備となりますが、早めに完熟堆肥をまいて、
深さ約20センチほどまで、良く耕しておきます。
その後、ベッドを作り、化成肥料・油粕を施し、耕します。
種をまく前は、畑が乾いているようであれば水やりを行います。
くわ幅のまき溝を3条作って、溝の幅の全体に行き渡るよう、
種まきを行います。覆土は、5ミリ?8ミリほどの深くならないようにします。
種まき後は、すぐにトンネルで覆って防寒対策をします。
裾の部分には土をかけて密閉するようにしますが、発芽した後は、
頂部に穴をあけて、通気性を持たせてください。
密閉しすぎてしまうと、育ちが軟弱となり、寒さにも弱くなってしまいます。
密閉していた方が育ちは良いと言えますが、丈夫に育てることが第一となりますので、
穴を開けて換気することを忘れないようにしましょう。
乾燥しやすい土地であれば、10日に1回を目安に水やりを行います。
追肥は、生育半ばとなる頃に1回?2回、溝の合間に行い、土を混ぜ込みます。
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