野菜が育つためには、元素が必要分、土に含まれている事が重要です。
不足することで欠乏症を起こし、さまざまな障害が現れることもあります。
しかし、過剰に与えすぎても過剰症を引き起こし、欠乏症と同じく、
さまざまな障害が現れます。
またこの過剰症は、特定の元素が多すぎてしまった場合だけではなく、
施した肥料量が土に対して、野菜に対して多すぎてしまった場合、
液体肥料の濃度が規定よりも濃くなってしまった場合などにも起こります。
■窒素の過剰症
人間で言うところの肥満になります。
それを支えるはずの茎や葉は弱くなり、緑色の部分の色が黒っぽく変色します。
花や実などもなりにくくなりますので、注意してください。
■リン酸の過剰症
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窒素など他の元素と比べ、症状は出にくいと言えますが、
マグネシウムの吸収力が落ちるため、マグネシウムの欠乏症を引き起こします。
■カリウムの過剰症
こちらも、他の元素と比べて症状が出にくいと言えますが、
カルシウム・マグネシウムの欠乏症のきっかけになりますので、注意しましょう。
■石灰の過剰症(カルシウム)
土壌がアルカリ化するため、根っこの生育が阻害されます。
症状としては、葉が淡い黄色のようになってくることがありますので、
良く観察することが大切です。
また同時に、リン酸・カリ・マグネシウム・マンガン・鉄・亜鉛・ホウ素などの
欠乏症に注意しなければなりません。
■苦土の過剰症(マグネシウム)
カルシウムや、カリの吸収が悪くなるだけでなく、マンガン・亜鉛・ホウ素
の欠乏症も起こりやすくなります。
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