肥料の三要素は、窒素・リン・カリの3つで、それぞれN・P・Kと表記されます。
育てる野菜の種類によって、このN・P・Kの量は異なりますので、
この必要量を正しく守り、育てることが重要となります。
例えば、生育期間の短い野菜がありますよね。
生育期間の短い野菜は、家庭菜園初心者にとても人気が高いですが、
生育期間の短い野菜であればあるほど、肥料は少なくて済みます。
逆に、生育期間が長いものは、肥料も多く必要で手間がかかると言えます。
元肥だけではなく、追肥施して、途中で肥料を追加することも必要です。
また、収穫する野菜の種類によっても必要量は異なります。
根を収穫するダイコンや、ニンジンなどの根菜類は、窒素・カリだけでなく、
リン酸分も多く必要とします。
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トマトやナスなどの果菜類も同じく、窒素・カリだけではなく、
リン酸分が多く必要です。
しかし、茎や葉を収穫する葉菜類の野菜は、窒素の割合が重要となります。
このように、それぞれの野菜の種類でも必要量が大きく変わってきます。
■木ぼけ、蔓ぼけとは?
植物が生長する時には、窒素が重要となりますが、
開花や、実をならせるには、窒素を切らし気味にしてリン酸の肥料効果を、
高めてあげる必要があります。
しかし、窒素分の効果がありすぎてしまうと、茎葉ばかりが育ち、
花が咲かない、実がならないといった失敗に行き着きます。
このことを、木ぼけ、蔓ぼけと呼びます。
葉菜類は窒素が重要となりますが、花蕾を収穫するものなど、
リン酸が重要となるケースがありますので、育てる野菜に適した肥料の、
必要量を確認した上で、肥料を施しましょう。
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