肥料の3大要素を覚えよう|家庭菜園の肥料の知識

野菜には、必要な元素というものがあります。
野菜の中には、約50種類以上もの元素があると言われていますが、
そのうち、必須となるのは17種類です。

この17種類の必須元素は、野菜が生命活動を行うのに欠かせないもので、
光合成によって、炭水化物を合成する役割のある炭素、水素、酸素の3つ以外は、
全て肥料より供給する必要があります。

何故かというと、17種類のうち、光合成で供給されない14種類は、
根っこより吸収されるため、土で補ってあげる必要があるためです。

特に、肥料の表記になっているNとPとK、つまり窒素・リン酸・カリウムは、
多く必要であり、不足しやすいため、3大要素と呼ばれています。

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この3つに次いで重要なのが、カルシウムとマグネシウムです。
窒素・リン・カリウム・カルシウム・マグネシウムをあわせて五要素とも言います。

他にも、硫黄と含めた多量要素、その他の微量要素という呼び方をし、
必要な肥料の要素を分けています。

もともと、土の中にある程度含まれているもの、堆肥より供給されるものがあるため、
微量要素となる成分を加えてあげる必要はありませんが、
欠乏症などが出た場合は、それらも肥料として与える必要があります。

家庭菜園では、窒素・リン・カリウムの肥料の割合について、
書かれている書物も多いですので、この三大要素は頭の中に入れながら、
土作りを行なっていくと良いかと思います。

微量要素となる、鉄、マンガン、ニッケルなどについては、
通常、覚えておかなくても問題ありません。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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