土寄せは、さまざまな効果のある大切な作業だと言えますが、
根を切らないように土を寄せることは、慎重に行わなければなりません。
通路の土や、畝の表面の土を軽く耕す時に、根っこを切ってしまうと、
野菜の生長に大きく関わりますので、充分に注意して行なってください。
特に、生育後期の根は重要です。
トウモロコシなどは、根が切れてしまった時に新しい根が出にくいため、
より、慎重に土寄せすることが必要となります。
また、根菜類のダイコンやニンジンは、根の部分がダメージを受けると、
又根になってしまったり、病害虫の被害に遭いやすくもなってしまいます。
品質の良いものを収穫するためにも、根っこを切らさないようにしましょう。
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比較的、キャベツなどの野菜は根っこが切れても再生することが多いですが、
それでも根へのダメージは相当なものです。
■土寄せと追肥
土寄せ、追肥は一般的に同時に行う作業ではありますが、
必ずしも、一緒に行わなければいけない作業と言うわけではありません。
また、この場合も根っこを痛めないように注意が必要です。
根っこの先端には、生長するポイントがあります。
この先に肥料を施してあげることで、肥料を求めて根が伸びていくので、
株の生長とともに、徐々に遠くに追肥するようにします。
根の張り具合は、茎葉の広がりと同じ程度となりますので、
外から見た幅を参考にして、葉の少し先あたりに追肥をするようにすると、
上手に追肥することができます。
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