野菜の原産地を知ることは野菜の特徴をより理解する手掛かりとなる

日本で栽培されている野菜は、日本の高温多湿な環境にも適するよう、
品種改良が盛んに行われており、野菜の育てやすさというのは、年々上がってきていると言えます。

しかし、野菜が元々持ちあわせる生理や生態などは、原産地を由来とするため、
原産地の環境に近い条件を好む野菜というのは、非常に多いです。
そのため、バビロフの八大中心地などは栽培のヒントになると言えます。

本日は、そんな原産地の環境条件を主に、野菜の栽培のポイントについて、
紹介していきたいと思います。

■中央アジアを原産とする場合

大陸性である中央アジアは、比較的、標高の高い土地にあり、
1年を通して涼しく、乾燥した地域と言えます。

■地中海沿岸地域を原産とする場合

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温暖な地域であり、日光の光をふんだんに浴びています。
雨が少なく、日本では春野菜・秋野菜がこの地域原産となるものが多いです。

■インド・マレーシア中心地を原産とする場合

熱帯地域と言えるこの地域は、雨が多く、雨季と乾季に分かれるところもあり、
日本の暑い夏や、湿度の高さに対応する野菜が多くあります。

■中国を原産とする場合

大陸性熱帯気候であるこの地域は、昼と夜の温度差がとても激しく、
また、夏と冬との差も大きな地域です。

ヒマラヤ周辺を原産とするキュウリは、涼しい気候を好み、
日本の夏を非常に苦手とします。

■南アメリカを原産とする場合

標高が非常に高い土地ということで、昼と夜との温度差が激しく、
乾燥しがちです。そのため、ジャガイモは涼しくなった秋ごろの気候を好む傾向にあります。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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