農薬の使用回数|家庭菜園での農薬の使い方

薬剤の散布は、ボトルや瓶などに書かれている回数に乗っ取って行います。
農薬取締法によって、厳重に散布回数は管理されていますので、
使用回数の指示は絶対に守るようにし、安全に使用するようにしてください。
また、ここで自己判断で散布量や、散布回数を増やしても良い事はありません。
一生の時間の短い、アブラムシやコナガ、ハダニなどの場合、
薬剤の与え過ぎは、薬剤の効果が薄くなることもあります。
例えば、とある殺虫剤をアブラムシの駆除目的で使用するとします。
この時の殺虫剤の効果は高く、ほとんどのアブラムシを駆除できますが、
中には、駆除出来ずに生き残るものも居ます。
そこで駆除されたなかったアブラムシは、当然、通常通り卵を産みます。
また、アブラムシの駆除目的で殺虫剤を散布することになりますが、
前回に使った時より、その効果を得ることが出来なくなってしまうのです。
これは、アブラムシに殺虫剤に対する抵抗力がついたためです。
私たち人間も、良かれと思って飲み続けた薬が効きにくくなる
といった現象が起こるように、アブラムシにも同じことが起こりうるのです。
このような現象が起こらないようにするためには、
同じ、アブラムシの駆除効果のある違う種類の薬剤を使用するのが望ましいです。
1回目と2回目に使用する殺虫剤を変え、それらを交互に散布すると、
アブラムシの駆除に大きな効果を得ることができます。
駆除することができれば、同時に、薬剤の散布回数や、散布量を
減らすことにも繋がりますので、薬剤は複数を上手に使いこなしたいですね。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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