野菜作りに用いられる殺虫剤は、接触剤と浸透剤に分けられます。
この2つの殺虫剤には、大きな効果の違いがありますので、
用途に応じて、使用するようにしてください。
■接触剤と浸透剤の違い
接触剤は、害虫に対して散布することで駆除することができるものです。
また、葉などに散布しておくことで、虫がそれに触れて駆除することもできます。
浸透剤は、野菜が喰われた部分に対して散布することにより、
薬剤の効果を野菜の中に浸透させることができるものです。
このことにより、野菜を食べた際にのみ、その害虫に効果をもたらし、
駆除することができるというしくみです。
これらの殺虫剤は、1度散布するだけで、効果が持続して得れるので、
収穫の前に散布するのは危険です。薬剤の使用方法はそれぞれ異なるので
収穫の何日前までに散布するなど、説明を読んで正しく使用してください。
■殺菌剤、展着剤、除草剤について
殺菌剤は、病気を防除するために使用される薬剤です。
細菌、菌類、糸状菌、カビなどに効果があります。
展着剤は、薬剤をしっかりと付着させるために使用される薬剤です。
特に降雨の心配のある季節などに使われることが多く、
均等に薬剤の効果を得るために用いられます。
除草剤は、雑草を生えさせないために使用される薬剤です。
効果は高く、持続期間が長いので、1度散布しておくと安心です。
このように、農薬といってもさまざまな種類があり、
その種類に応じて、効果・用途は異なるものですから、
その場面にあったものを、正しく使うようにしましょう。
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