肥料は控えめに、蔓ボケを起こさせないようにする
ソラマメは、肥料を控えめに育てるようにします。
マメ科の野菜にはもともと、根の部分に窒素を固定する、
根粒菌があるので、肥料は少なくても、育てることができます。
根粒菌は、根より栄養分を吸い取るかわりに、窒素分を供給するはたらきがあります。
ソラマメが、やせ地でも育てやすいと言われるのはこのためで、
肥料を与えすぎてしまうと、茎や葉の部分ばかり育つこととなり、
蔓ボケが見られるようになります。
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目安としては、だいたい、通常の半分程度で構いませんが、
今は、窒素分の少ない、マメ科野菜用の肥料も販売されているので、
そちらを利用してみても良いでしょう。
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幼苗のまま、越冬させ、防寒対策を行うこと
本葉4枚-5枚程度、草丈10センチ-20センチほどの幼苗で、
越冬させるように、種まきの時期を調節して育て始めてください。
極寒期に突入すると、霜の被害も出てきますので、株の北側に、
風除けを行い、敷きワラも併せて行なっておきましょう。
株の大きささえ、適切であれば、風除けと敷ワラのみで防寒対策が可能です。
しかし、ソラマメは低温感応性といい、寒さを感じることによって、
花芽を作り出す性質がありますので、ある程度の寒さは必要になってきます。
風除けや敷きワラは、べたがけ資材や、刈草などでも、
代用することができますので、資材が手に入らない場合は、
上記のような資材を用いて、越冬させてください。
⇒ソラマメの整枝・摘心について
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