サトイモは、秋に入ると徐々に肥大していきます。
しかしその後、寒くなると生育はストップします。
収穫の適期は、霜が降りるほどの寒さになった頃となりますので、
収穫の時期を見逃さないようにしてください。
この時期以降の収穫となると、品質を大きく損ねる原因となります。
■サトイモの収穫のポイント
収穫前は、あらかじめ、葉柄を刈り取っておく必要があります。
大体、地上より4?5センチほどのところで、カットしておきましょう。
その後、株の側方に鍬を入れて小芋を外さないように注意しながら、
株全体を掘り上げて行きます。
収穫後、すぐに調理する場合は、その場で小芋、孫芋を親芋より取り外します。
株の一部の小芋を除去した後、側方より叩くようにして外していくと、
効率良く、収穫をすることが出来ます。
収穫した芋を貯蔵する時は、小芋を外さないようにしてください。
外してしまった後は、その外した部分より痛み始めていきますので、
故障株を多くさせないためにも、外さないようにしましょう。
その後、水はけの良い畑に幅40?50センチほど、深さ50?60センチの穴を作り、
その中へ、掘り起こした根株を入れます。
この時、断面を下方に向けて積み重ねるようにすると腐敗しにくくなります。
貯蔵穴への詰め込み作業の後は、貯蔵穴に雨が染み込まないように、
藁などを使って覆い、5センチ?6センチほど土を被せておきます。
更に寒い時期となったら、15センチ弱ほどの土を更に被せておき、
防寒対策を行います。
関東南部以降の温かい地域の場合であれば、自家用の種芋確保ほどの
貯蔵であれば、収穫せずに、大きく土を盛り上げるだけで越冬することも出来ます。
ある程度の防寒対策は必要となりますが、こちらの方法は、
とても簡単にサトイモを越冬させることが出来ますので、参考にしてみて下さい。
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