在来のカブより分化した、ツケナの代表格、コマツナは、
江戸時代より、東京都江戸川区付近で親しまれてきた野菜です。
その名前の由来は、江戸川区にある小松川にあり、そのあたりの特産品として、
江戸へ広まったからだそうです。
私たちが普段良く目にして、口にするコマツナは、緑の濃い丸葉のものですが、
全国各地を見ると、類似した品種はいくつもあります。
茎立菜、女池菜、大崎菜などがありますので、参考にしてみてください。
コマツナは、強健種で育てやすく、暑さ・寒さにも強い野菜です。
また、連作障害も出にくいので場所を問わず、作りやすい作物だと言えます。
家庭菜園では、食べることを目的として作る方がほとんどかと思いますが、
コマツナは、鉄分、ビタミン、カルシウムなど、非常に栄養価が高いことでも知られているので、
食卓にも適しています。
約50日?60日ほどの生育期間が必要となりますので、年末?元旦頃に、
収穫をする場合は、10月下旬?11月頭頃に種まきをします。
寒い土地ではビニールトンネル、べたがけ資材を使って保温するようにします。
べたがけ資材は、害虫予防、農薬を出来るだけ使わないようにすることができるので、
収穫した野菜を口にする家庭菜園にお勧めのアイテムとなります。
石灰をまき、その後、堆肥・油粕・化成肥料を元肥として、畑の準備をします。
通常は、鍬幅のまき溝を作って種まきをすることになりますが、
狭い畑で育てる場合は、ベッドを作って条まきするようにすると良いでしょう。
発芽後は間引きを行い、雨の降った時は中耕して土を柔らかくします。
追肥は1回、生育中期に少量を行います。
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