ショウガは、適度の爽やかな辛味・香りが人気の食材です。
日本だけではなく、その人気は世界中にあり、暖かい地域では、
薬用や香辛野菜として良く栽培されています。
ショウガの原産地は、インド、マレーなどの熱帯アジアにあります。
中国でのショウガの歴史はとても古く、紀元前500年頃には既に、
普及していたと「論語」の記述より分かっています。
ギリシャ時代には、インドからショウガが輸入されていたことも分かっていますので、
ヨーロッパでの普及も早かったようです。
日本も例外ではありません。ショウガの歴史はとても古く、
「魏志倭人伝」(ぎしわじんでん)に、日本で自生しているのに、
使われていないものとして書かれています。
奈良時代には既に栽培されていたようですが、この時は、
「ショウガ」ではなく、「くれのはじかみ」、「はじかみ」などの呼称があったようです。
この「はじかみ」と言うのは、サンショウの古い名前として知られています。
現在の日本では、さまざまな場面でショウガが使われています。
ざるうどんなどの薬味、お寿司の付け合せであるガリ、
そのままを食べる生姜味噌、魚料理の付け合せになることがありますし、
ジンジャーエールなどの飲み物にもなります。
これだけ広い使われ方をする野菜も、少ないですよね。
ショウガには、抗酸化作用、発汗作用、鎮痛作用、殺菌作用、
さまざまな効果がありますので、風邪、冷え、食欲増進、健胃、
健康・美容目的で使われることも多いですね。
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