アスパラガスの原産は、地中海沿岸、西ヨーロッパ、
南ロシアです。日本には、観賞用としてヨーロッパに伝わり、
その後、大正時代になって食べられるようになりました。
“アスパラガス”は新芽を意味する言葉ですが、日本では、
和名として”オランダキジカクシ”という名前を持ちます。
これは、生長すると草丈が伸び、葉が茂ることから、
キジも隠せるほどだと言われたことに由来しています。
アスパラガスは、多年草で1度植えれば、10年くらい収穫できます。
家庭菜園では、長期間育てることができるので、そのスペースは、
空かないものとして考えていく必要があります。
アスパラガスは、雌雄異株ですので、雌株のみ花が咲きます。
雄株は収穫量が多いと言われていますが、苗の段階では、
なかなか見分けることができないので、選ぶのは難しいです。
家庭菜園では、早春に種まきを行い、1年間根株を休め、植え付ける方法より、
秋から春先に出回る、休眠中の根株を購入するのがベストです。
大体植え付けは11月?3月頃に行います。
栽培期間が長くなりますので、酸度調整はしっかりと行い、
充分な土作りを心がけてください。
また、アスパラガスの茎葉は150センチほどにも伸びますので、
早めに支柱を立てて倒伏防止の作業を行いましょう。
その後は、追肥、中耕、土寄せしながら育てて行きます。
1年目のアスパラガスの収穫は見送り、2年目以降から収穫します。
ただし、もともと3年以上の大株を利用している場合は、
この限りではありません。
一般的には、4月?5月の萌芽後に収穫する春どりが基本です。
2ヶ月くらい収穫を行った後は、株をゆっくり休める方法です。
また、長期どりと呼ばれる方法もあります。
これは、1ヶ月くらい順次収穫を行い、太い茎を立茎させる方法です。
この方法であれば、10月くらいまで収穫することができますよ。
尚、収穫は地際よりハサミでカットするか、根元をおって行います。
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