タマネギの食べる部分は何?|根菜類ではなく葉菜類です

タマネギ 家庭菜園 タマネギの育て方

タマネギは、良く根菜類と間違えられますが、葉菜類です。
地中で大きく育つタマネギではありますが、食べる部分は、
根ではなく、葉鞘(ようしょう)と呼ばれる葉の部分にあるためです。
(鱗茎とも呼ばれることがあります。)
 

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同じ仲間のネギの葉鞘は、白い部分のことです。
タマネギはネギとは違い、その葉鞘が良く太って育った野菜、
ネギは、葉鞘が縦に生長した野菜だと言えます。
タマネギ 家庭菜園
 
葉鞘は、葉の部分が輪っかのように、何重にも重なっていて、
生長するにつれて、どんどん葉の厚みが増して、丸みを帯びてきます。
 
 
ラッキョウや、ニンニクなども、同じ結球する野菜として知られます。
タマネギを横に切ると、輪のようにいくつも重なりが見られますが、
それぞれが葉の1つとなっているのです。
 
 
今度は、タマネギを縦に切ってみましょう。
外側の薄い皮は、保護葉と呼ばれる外皮に当たるもので、
その内側に、肥厚葉があります。
 
 
丸みを帯びた玉の上には、葉身が伸びて、この部分で、
光合成を行っています。
 
 
その内側にあるのが、貯蔵葉です。
葉身はなく、養分を蓄える役目のある葉です。
 
 
更に内側は、萌芽葉と呼ばれる葉で、こちらも同じく、
葉身がなく、花茎の伸びる場所です。
 
 
タマネギの根は、タマネギの球形の部分の下に付いたひげのようなものです。
また、下面にある、硬くなっている部分が茎になります。
複雑な作りをしているタマネギではありますが、
家庭菜園で育てる時は、このように、いろいろ調べて見るのも面白いと思いますよ。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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