食卓にも良く使われるタマネギは、ネギの仲間、単子葉植物です。
保存性の高いタマネギは、収穫期間は春?夏頃となりますが、
釣り玉貯蔵にすれば、1年中味わうことができます。
育てる時には、秋ごろに苗を購入するのが一般的です。
冷涼地である北海道の場合は、春に植え付けを行いますが、
その際は、タマネギの品種も、気候に適したものに変えます。
甘味種、辛味種のあるタマネギですが、日本で利用されるのは、
赤玉ねぎ以外、全て辛味種です。
古代エジプトでは、食用としてタマネギを食べる他、
悪魔除けとして、外に吊るしたり、棺に入れたりと、
さまざまな使われ方をしていました。
ヨーロッパでも、その風習が伝わっていて、コレラの流行時には、
タマネギを外に吊るしていたと言われています。
そんなタマネギの原産地は、近東、中央アジアにあります。
原産地付近では、今もタマネギの先祖となる野生種に近いものが、
数多く栽培されているようです。
タマネギ栽培の歴史は古く、紀元前から行われています。
16世紀になると、ヨーロッパ全土に広がり、甘味種や、
辛味種、さまざまな品種が生まれたそうです。
日本には、江戸時代に、南蛮船より渡来しましたが、
その当時は、タマネギの普及はされず、食べられるようになったのは、
明治時代になってからと言われています。
今は、良く食卓に並ぶ代表的な野菜の1つとなっていますが、
割と、日本で食べられるようになったのは、ごくごく、最近のことなのです。
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