育苗をしたタマネギの苗は、草丈20?25センチほど、茎の太さが5ミリほど
となった頃が植え時の目安となります。
最近は、耐病性の高い品種なども出まわるようになりましたので、
土地に合わせて、良い品種を手に入れるようにしましょう。
植え時の前には、なるべく早く石灰をまいて準備しておきます。
前作の残り、石、雑草などは全て取り除き、一緒にすき込まないように、
注意します。
春になったらすぐに勢い良く育つことが出来るよう、冬に入るまでに、
充分、根っこを張らせるようにしておきましょう。
根っこを充分育てるには、リン酸成分を含んだ肥料が有効です。
ベッド植えの場合は全面に、列植えであれば、溝の部分に、
化成肥料と、リン酸分を含む、過リン酸石灰または熔成リン肥を入れておきます。
粗い堆肥などの有機物は、根の生育を損ねることがあるという、
タマネギの特性がありますので、元肥には、堆肥を与えないのがポイントです。
尚、株元は足で踏み付けるようにして固く、根に固定出来るように
しておきます。
年内、厳しい冬を迎える前に1度目の追肥をします。
根の伸び出した方向へ、列植えでは溝を作り、ベッド植えでは株間に、
化成肥料を与えます。
この時、霜の対策として株の周辺の地表に、完熟堆肥をまくと、
根の浮き上がりを抑えることが出来ます。
春頃、茎葉が伸び始めてきたら2度目の追肥をします。
方法は同じとなりますが、追肥の時期の遅れや、チッソ成分が多すぎると、
病害にかかりやすくなりますので、そのあたりは注意しておきましょう。
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