チンゲンサイは、暑い、寒い、気候の変化に比較的強いので、
土壌を選ばず、簡単に育てられる野菜として知られています。
栽培期間も短いので、種まきから収穫までの手間も掛かりません。
しかし、チンゲンサイはアブラナ科野菜の共通の病害虫である、
キスジノミハムシや、根こぶ病になりやすいと言えるので、
連作障害が起こらないよう、輪作をすることが必要です。
生育適温は、約15度?25度と広いので、春から秋まで種まきができます。
5度以下の状態になると、さすがに生育が阻害される他、
凍霜病になるなどの、寒害が現れるので、種をまくのは秋までにします。
高温期で気をつけなくてはならないのが、チップバーンです。
これは、葉先が高温によって枯れてしまう症状のことで、
害虫の危険も高まりますので注意しましょう。
上記の注意点を考えると、種まきの理想は春と秋です。
春まきであれば、大体種まき後、1ヶ月と10日ほどで収穫、
秋まきであれば、大体種まき後、2ヶ月弱?2ヶ月程度で収穫ができます。
収穫の目安は、葉軸の付け根となる「お尻」の部分が良く張り、
「胴」の部分がくびれて、葉の上のほうが大きく開き気味になった頃です。
重さで言えば、約150グラム程度のものが理想となりますが、
100グラム程度(目安として葉数が10枚程度、高さ20センチほど)
の頃から収穫を始め、200グラム以上に大きく育てないように心がけます。
また、10度以下の低温下での栽培は、花芽が分化してしまい、
とう立ちしやすくなるので、トンネル栽培を行うなどの注意が必要です。
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