ほうれん草は、日の長さが、12?16時間以上になると、
育て始めてから、約15日ほどで、花芽が形成されます。
その後は、花茎が伸びて花が咲きます。
これを、「とう立ちする」「抽だい」と言います。
日の長さの短い冬は、花芽ができても、とう立ちまでの過程は、
とてもゆっくりと生長します。
3月?5月の春まきほうれん草の場合、気温の上昇から、
ほうれん草は、ぐんぐん生長しますが、日も長くなるために、
とう立ちも起こりやすくなってしまいます。
5月?7月の夏まきの場合は更に、ほうれん草が不得意とする、
夏の期間に入るため、とう立ちが早く進んでしまいます。
この時期は、ほうれん草を育てにくい季節となりますので、
家庭菜園では、寒い時期に行いたいところです。
しかし、春や夏でも育てやすくする方法もあります。
それが、晩抽性品種です。晩抽性品種と言うのは、
とう立ちしにくい、とう立ちが遅れるように改良された品種のことで、
これを使えば、春や夏でもほうれん草を育てることができます。
また、ほうれん草は、光にも弱い性質があります。
日光の光と、街頭や、玄関先の電気を一緒に感知してしまうので、
冬場でも、明るい場所での栽培は避けてください。
ほうれん草は、開花前の若い株を収穫する野菜ですので、
開花を見ることは少ないと言えますが、雄株と雌株があり、
黄緑色の花を咲かせます。
雄株は、雌花が茎の先につき、、雌株では、雌花が、
花茎から出た葉の付け根につきます。
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