ハクサイは、キムチにお漬物、炒めものに、鍋物。
日本の食卓には欠かせない野菜の1つとして、知られていますが、
ハクサイの歴史はまだ浅く、日本には明治頃に入ってきたとされています。
八宝菜にも使われているように、元々は中国で発達した野菜で、
中国より日本に輸入されました。
その後、明治になって日清戦争が起こり、それをきっかけとして、
ハクサイが日本でも広まるようになりました。
植物学の上で言えば、ハクサイは、カブや、アブラナ、コマツナ、
チンゲンサイなどと同種とされています。
特に、カブとチンゲンサイは、ハクサイの祖先であるとこも言われていますが、
丸く結球するハクサイそのものは、中国で生まれたとされています。
野生のものの中で、葉が結球するようなハクサイの祖先は見つかっていないためです。
ちなみに、アブラナは地中海沿岸や、北、東ヨーロッパ、
中央アジア、ロシアあたりに自生していたとされていますが、
ハクサイ自体は、ヨーロッパなどでは、あまり利用されていないようです。
しかし、同じアブラナ科であるキャベツは、ヨーロッパでの品種改良が進み、
さまざまな料理に使われています。
特に、冬場の鍋物には、ハクサイのシャキシャキとした美味しさが、
欠かせませんよね。一度にたくさんのハクサイを食べることもできるので、
野菜不足の日本には、ハクサイは欠かせないものと言えると思います。
是非、家庭菜園でもハクサイを育て、冬場の食卓に並べてみてください。
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