ジャガイモの生育適温は、15度-20度。冷涼な気候を好みますが、
霜には弱く、当然、暑さにも弱い気温管理の難しい野菜です。
日本は、縦に長い国ですから、北海道と沖縄では、
栽培期間が全く異なります。この栽培期間の選択が、
ジャガイモを家庭で上手に育てる、ポイントです。
関東では、2月下旬-3月中旬の植え付け⇒梅雨明けの収穫。
9月の植え付け⇒11月?12月の収穫。いわゆる、
春植え、秋植えの2通りの方法があります。
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東北、北海道などの寒地、寒冷地では、初夏頃の植え付け⇒夏の収穫が望ましいです。
九州・沖縄などの比較的暖かい土地の場合は、冬の終わりの植え付け⇒
梅雨入りする前の春頃に収穫するのがベストだと言われています。
また、育てる土地の酸度にも気をつけて栽培する必要があります。
ジャガイモは、土壌酸度pH5.0-6.0の弱酸性土壌を好みます。
4.5以下の土地や、7.0以上の土地では上手く育てられませんので、
他の野菜から、ジャガイモを育てる時には注意してください。
しかし、基本的には強酸性の土壌でない限りは、
石灰などは不要です。石灰をまいてしまうと、土壌がアルカリ性に傾いて、
瘡痂病(そうかびょう)になってしまうことがあるので注意が必要です。
更に、ジャガイモは連作障害の起こりやすいナス科に属する野菜です。
家庭菜園でも人気のあるトマト、ピーマン、ナスなども同じナス科ですから、
数年はそれらを育てていない場所で生育させるように、注意してください。
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