ピーマン、トウガラシは食味こそ違うものの、良く似た野菜です。
これはもともと、ピーマンはトウガラシのルーツ上につくられた野菜であるからです。
同じトウガラシのうち、辛味がほとんどなく、甘味の強いものがピーマンです。
逆に、辛味があって、香辛料などとして野菜以外の用途があるのがトウガラシです。
辛味種(辛トウガラシ)、甘味種(甘トウガラシ)なんて分け方もされます。
■ピーマン、トウガラシの原産地
ピーマン、トウガラシの原産地は熱帯アメリカです。
歴史上の人物としても良く知られるコロンブスがスペインに持ち帰った作物のうちの1つです。
トウガラシは、ヨーロッパに渡った後、香辛料として広まりました。
そして、その後、ポルトガル人によって日本にもトウガラシが広まるようになったのです。
あまり、昔の食べ物に辛い食べ物が想像しにくいかも知れませんが、
既に江戸時代には、日本でもトウガラシの普及は進んでいたとされています。
ピーマンは、その後、明治初期頃に日本でも導入されますが、
味のせいなのでしょうか?それほど広まることはなく、昭和まで、
一般的な野菜としては認められていなかったようです。
■英語でのトウガラシ、英語でのピーマンはなんて言う?
英語ではトウガラシのことを、ペッパーと言います。
このあたりはなんとなく想像がつくと思いますが、面白いのはピーマン。
ピーマンは英語で、スイートペッパーと呼ばれるんだそうです。
まさに、先述した辛トウガラシ、甘トウガラシということです。
家庭菜園でも、トウガラシ、ピーマンは病害虫に強くて、
長く収穫が楽しめるとされる人気の果菜類です。
こういったルーツを頭に入れておくと、より楽しめるかと思います。
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