ピーマンは野菜の中でも特にデリケートな植物です。
まず、ピーマンの葉っぱをみてみてください。
ピーマンの葉には、水をはじくという特徴があります。
これは、ピーマンが葉からの水分吸収を拒んでいることの現れで、
葉が雨に濡れると、細菌に侵されやすくなり病気にかかりやすいのです。
スポンサーリンク
そのため、水やりの場合にも葉の上に水が当たらないように、
根元の土に水をあげるようなイメージで行うことが必要です。
また、ピーマンの茎は脆いため風の被害を受けやすいです。
そのため、支柱なども準備しておくことが大切です。
ピーマンは、植え付けるとすぐに花を咲かせます。
しかし、この時、1番目と2番目に咲いた花に関しては必ず摘み取ります。
この花を残し実を結んでしまうと、まだ根が成長段階の途中であるのに対し
実に優先して栄養分を送り出してしまうためです。
そうすると、葉や茎なども生育が悪くなりピーマンの収穫が
出来なくなってしまいます。初めて育てる方の気持ちとすれば、
最初に咲いた花だから…という気持ちも分かりますが、摘み取りましょう。
スポンサーリンク
基本的に咲いた花には必ず実を付けます。
そのため、咲いた花を適度に制御していかなければ小さな実が
たくさんできてしまうことになります。
ピーマンの収穫1個に対し、その収穫した節から出始めた脇芽を
摘み取るようにしていくと、適度な花数に抑えることが出来、
ピーマンの樹形も綺麗に保つことが出来ます。
パプリカはピーマンよりも大きく肉厚であることも知られていますが、
これらは元々ピーマンが完熟したものです。
通常、私たちの食べているピーマンも緑の内に収穫しなければ、
黄色や赤などのカラフルな色へ変化していき、味にも変化があります。
家庭菜園ではこういった楽しみ方も自由に行うことができるので、
少し熟させて、黄色いピーマンとして収穫するのもお勧めです。
また、最近では茶色や白・黒・紫などのピーマンも良く見かけます。
スーパーなどではまだまだ珍しいかと思いますが、園芸店などでは、
こういったカラフルなピーマンの苗も販売されていますよ。
スポンサーリンク
コメント