「黄色い瓜」という事が名前の由来にもなっているキュウリは、
ウリ科・キュウリ属に属する野菜で、今やサラダなどにならなくては
ならない存在としても知られています。
そんな私たちの食卓にも馴染みのあるキュウリの由来は、
上記の通り「黄色い瓜」⇒「黄瓜」⇒「キュウリ」となっていますが、
食べているのは、緑のものですよね。
実は元々、キュウリは今の緑の段階よりも熟した黄色い状態で、
食べられたいたからなのです。
中国西域より持ち込まれたヒマラヤ原産のキュウリは漢字で書くと、
「胡瓜」。この「胡」という字は、中国西域を意味してるのだといいます。
このように世界中で食べられているキュウリの種類は500以上あり、
大きく分けると、黒イボ系・白イボ系に分けることが出来ます。
流通量は少ないですが、イボが大きくハッキリとした四葉キュウリは、
歯切れが良く美味しい品種の1つです。
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しかし、この四葉キュウリは細菌がイボに繁殖しやすいため、
イボのない品種も出回っています。
■ブルーレスとブルーム、白い粉による違いについて
他のウリ科の作物にも含まれているケイ素を含む物質がブルームです。
キュウリの表面に付く白い粉のことで、見栄えが悪い・農薬に見えるなど
の理由から、最近ではブルーレスが主流です。
ブルーレスは白い粉がないものをさしますが、ブルームと比べ、
日持ちが良いというメリットがあるものの、歯切れが悪く、皮が固く、
生食に適さないとも言われています。
耐病性の強いカボチャに接木して栽培することの多いキュウリは、
こうすることで病気にかかりにくくしているのですが、接木をしないと、
白い粉のあるブルームキュウリとなります。
接木をした場合は、カボチャの種類によってブルーム・ブルーレス、
どちらのキュウリもつくることが出来ることが分かっています。
見た目の問題を考えないのであれば、ブルームキュウリの方が、
生食に向いているので、お勧めと言えます。
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