木酢液などの天然物質と同じ成分を使ったものでも、
病害虫から野菜を守る効果を得ることができます。
ただし、一般的な薬剤とは異なるものですから、その効果は緩やかです。
劇的な効果は期待できませんので、生育初期などは、こういったものを使い、
なるべく、薬剤に頼らない野菜作りをしたいですね。
■さまざまな農薬
木酢液は、炭を焼く時に煙が冷やされてできる副産物です。
木材のタール、フェノール、有機酸などが含まれている液体であり、
薬剤に散布すると、虫を寄せ付けにくくします。
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木酢液の臭いは、私たちにも分かるほどで、苦手な人がほとんどですが、
虫にとってもそれは同じであり、予防、カビの抑制に効果的です。
トウガラシには、カプサイシンが含まれていることが有名ですが、
このカプサイシンを虫は嫌います。
コンパニオンプランツとして使われることもありますし、カプサイシンの含まれる
液体としても販売されています。
銅水和剤は、天然成分を使った農薬で化合物を原料としています。
斑点細菌病や、べと病、もち病などさまざまな殺菌効果があります。
他にも、澱粉液剤、炭素水素カリウム水溶剤、BT水和剤
などが良く使われますが、これらは農薬として登録されていないものです。
効果は、物によって大きく異なりますので、予防したい害虫に効果のあるものを調べ、
効率良く使うようにしてください。
尚、農薬のように使用するのは農薬取締法上の問題がありますので、
注意して使うことも忘れないようにしてください。
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