自然の場では、植物自身の落とした葉や、枯れた枝、そこに住んでいる、
動物たちの糞、遺骸などがあるため、微生物はそれらを分解し、
土に栄養分が与えられます。
有機物ができる事で団粒化し、自然の中では、ごくごく当たり前の事のように、
植物が育ちやすい状態が保たれています。
しかし、家庭菜園ではそれは行われません。
野菜は収穫され持ちだされてしまいますし、枯れるまでそこにありません。
排泄物もありませんので、どんどん畑がやせ地になっていってしまうのです。
こういった理由により、肥料が必要となるのです。
野菜が育つことは、土より栄養分(元素)を吸収していることとイコールです。
肥料を補給して、土の栄養分を確保しなければなりません。
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しかし、肥料を与え過ぎも良くありません。
私たち人間と同じように、あるだけ与えてしまえば丈夫には育たず、
かえって生長を阻害してしまうのです。
土の肥料の保肥力によっても多少の違いがありますが、
肥料の多すぎは、肥料焼けを起こし、生育不良、発芽障害を引き起こさせてしまうのです。
市販の肥料の袋には、成分量がパーセントにて表示されています。
N-P-K=6-6-6などと表示されているのがそうです。
この場合、窒素とリン酸、カリがそれぞれ6パーセント含まれています、
という表記になります。
肥料は作る野菜によっても、必要量が変わってきますので、
それぞれの野菜に適した量を、バランス良く施してあげ、
元肥・追肥を行うようにすることが大切です。
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