堆肥というと、家畜糞が含まれているイメージが強いですが、
落ち葉や藁、籾殻、バークと呼ばれる樹木の皮など、植物の繊維分だけを、
材料とする堆肥もあります。
それを植物質堆肥といいます。
家畜糞と比べて、肥料分が少ないため、肥料効果は低いと言えますが、
土壌有機物を増やし、腐食することが出来、良い土を作るのに向いています。
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■植物質堆肥と腐葉土の種類と特性
・落ち葉堆肥
落ち葉に米ぬかや油粕、骨粉などの有機質肥料を混ぜて腐熟させたものです。
プランター栽培の用土として販売されていることが多く、
野菜、花など、万能型の堆肥です。
・藁堆肥
藁を重ねて長時間腐熟させた堆肥です。
落ち葉堆肥と同様に、野菜にも、花にも適している堆肥です。
・籾殻堆肥
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籾殻を長時間かけて腐熟させた堆肥です。
物理性改良効果が高く、野菜にも花にも向いています。
・バーク堆肥
樹木の皮に肥料分を加えて腐熟させた堆肥です。
良く発酵したものを使えば、野菜にも花にも適していると言えます。
・腐葉土
落葉広葉樹の落ち葉を集めて重ね、腐熟させたものです。
草花だけでなく、野菜にも良いとされる堆肥です。
本来、植物質堆肥は窒素分が少なくて済む、草花に適していますが、
野菜にも使える堆肥であり、プランターやコンテナ栽培の用土として使われます。
通気性、排水性、保水性、保肥性が高いので、どんな作物にも合い、
使いやすい肥料を言えるでしょう。
EC値を測定し、家畜糞堆肥ではなく、植物質堆肥を使うことも出来ます。
また、土壌改良効果が高いというのも、良いポイントだと言えます。
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