植物の茎、葉、花などを人間でいう上半身とすると、
下半身にあたるのが根です。
地上にある葉や茎にはみんな注目するのですが、
地下にある根は忘れられた存在になりがちです。
しかし、根はいろいろな面で植物体を支えている
大黒柱のようなものであり、大切な器官です。
植物の根の役割は、
まず上半身である葉や茎を倒れないようにしっかり支えることです。
人間がまっすぐ立つのに足腰が重要であるのと同じです。
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そしてさらに大切な役目は、
養分を吸収して、茎や葉に送ることです。
また養分だけでなく、水も空気(酸素)も取り込んでいます。
土にとけている肥料成分から、
植物が利用できる成分を必要なだけ選んで吸収します。
つまり、根は食物を取り入れる口であり、
消化する胃腸でもあるのです。
植物は葉で呼吸するだけでなく、
根でも土中の酸素を取り込んで、
体内で等分などの有機物を燃焼させ、
炭酸ガスを出しています。
そして、このときのエネルギーで土中の水と養分が吸収されます。
そのため、土の構造が大切になってくるのです。
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