野菜は、酸性に強いもの、やや強いもの、酸性に弱いもの、やや弱いもの
この4つに分類されます。種類によって、最適な土壌の酸性値は異なるため、
作付け前には、pHを確認後、必要であれば石灰を施すことが必要です。
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どんな野菜を育てる前も、石灰を施すという人が居ますが、
石灰の与え過ぎによる障害などもありますので、充分に注意しなければなりません。
例えば、ジャガイモは酸性に強い野菜の代表として知られますが、
pHの高い土壌で育てると、表面がザラザラになり、品質を損ないます。
また、ダイコンなどで言えば白くなりきれなくなることも考えられます。
酸性に強いスイカやジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、カボチャ
などの野菜を育てる場合は、基本的に、石灰は与えなくても良いと考えます。
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スペースの限られた家庭菜園では、酸性に強い野菜はもちろん、
弱い野菜も同じスペースに作ることがあると思いますが、
この両方を上手に組み合わせて栽培計画を立てると、無駄なく石灰を使うことができます。
例えば、石灰を施した後には酸性に弱いとされるタマネギや、ほうれん草などを、
それらを収穫した後は、石灰を施さずに、ダイコンや、シュンギクなどの
酸性に強いとされる野菜を育てるようにします。
このようにすれば、土や石灰を合理的に使うことができるようになり、
少ない手間の中、さまざまな野菜を育てることができます。
育てたい野菜のpHの目安を知ること、作付け前にpHを測定することを実践し、
上手に野菜を育ててみてくださいね。
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