土壌の酸性化は、野菜作りをする上で仕方のないことだと言えます。
その理由について、いくつか挙げてみました。
■野菜作りをする土地が酸性化する理由
・カルシウムの吸収後、化学肥料の副成分により起こる酸性化
・窒素肥料を与えた後、アンモニアが硫酸となり、カルシウムが外に流れでやすくなる事による酸性化
・酸性化した土は、更にカルシウムやマグネシウムを溶けやすくするため、より酸性化しやすくなる
■酸性化した土を中和させるには
酸性化した土壌を中和するのに必要となる資材は、石灰です。
石灰を充分に土に施すことによって、水に溶け流れやすくなった、
カルシウムやマグネシウムの補給ができます。
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また、肥料分を吸収しやすい環境になることで、酸性土壌を中和することができ、
pHの調整に役立ちます。
pHは、試験紙などを用いて調べることができますが、
特に酸性に強い野菜を育てている時でない場合、pH6.0以下になったら、
石灰を与えるようにしてください。
■アルカリ性の土壌について
日本では滅多に、土壌がアルカリ化することはありませんが、
石灰の与えすぎや、雨に当たらなすぎる場合などは、稀にアルカリ化が見られます。
アルカリ化した土壌は、野菜の生育を阻害しますので、
塩類を吸収させる目的でトウモロコシ栽培を行ったり、ほうれん草を栽培し、
石灰分を良く吸収させると良いでしょう。
また、塩化カリウムなどの酸性になる資材を用いて中和させる方法、
水で流しきるといった方法も有効です。
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