キュウリはサラダやお漬物など私たち日本人の食卓には
欠かせない野菜の1つですが、あまり栄養価は高くないと
言われています。
何故ならば、キュウリは9割以上が水分で出来ているからです。
しかし、夏野菜や果物は8割?9割が水分で出来ているものも多く
特にキュウリが珍しいわけではありません。
確かにビタミンC・βカロチン・ファイトケミカルなど、
他の野菜と比べても、特にキュウリが優れているわけではありません。
しかしカリウムやβカロチン・銅などは他の栄養素と比較すると
キュウリに多く含まれている栄養素なのです。
キュウリは夏に収穫できる野菜です。
今でこそハウス栽培などで、1年中食べることの出来る野菜としても
知られていますが、本来は夏が収穫期です。
旬である真夏に取れたキュウリは、ハウス栽培で冬に採れた
キュウリよりもビタミンCやβカロチンなどが多く含まれています。
カリウムと水分に関しては特に夏も冬も変わりません。
真夏というと夏バテをしてしまう人が居ますよね。
夏バテの原因はカリウムが汗などと一緒に体外に排出されて
しまうことにあります。
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キュウリはそのカリウムや水分を補うことが出来るため、
昔は非常に重宝されていたのだといいます。
キュウリには、その他にもシトルリンやククルビタシンなどが
含まれています。
シトルリンはスイカなどに含まれている成分、ククルビタシンは、
苦味成分でゴーヤなどに含まれている成分ですが、微量のため、
特に栄養と深く関わりがあるわけではありません。
このように栄養価の高いものが増えてきている日本においては、
あまり価値が低いとされるキュウリですが、冷やし中華や、サラダ、
お漬物、サンドイッチなどには欠かせない野菜です。
清涼感のある香りや歯ざわりはとても美味しく、夏場の時期の
食欲増進にも繋がりますね。
家庭菜園では、キュウリも自宅で育てることが出来ます。
良く使う野菜だからこそ、自分で育ててみると言うのも
良いかと思いますよ。
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