トマトの実がならない失敗を防ぐつるぼけ対策|窒素肥料の与えすぎはかえって生育を阻害する

トマト トマトの育て方

トマトのつるや葉は充分に生長しているように見えるのに、
なかなかトマトの肝心の実の部分が大きくならないことがあります。
この現象は、「蔓ボケ」「木ボケ」とよばれる状態であり、
トマトやジャガイモなどのイモ類には良く起こります。
 

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この蔓ボケ、木ボケの主な原因は、窒素肥料の与え過ぎにあります。
肥料自体も、与えすぎるのはかえって生育を阻害しますので、
適量を守って与えることが重要です。
 
 
トマトの場合に関して言えば、元肥は基準量を絶対に守ること、
第一花房に結実させること、この2点が重要です。
ただし、第一花房はまだまだ気温が上がりきらないうちに咲くので、
折角咲いても、落ちてしまうことも良くあります。
 
 
また、天気の悪い日が続くと、花粉を運ぶ昆虫の活動も少なくなるため、
受粉自体が上手く行われないケースもあります。
そんな時は、ホルモン処理を行い、確実に結実ができるよう、
管理をしてみてください。
 
 
第一花房に結実すれば、蔓ボケ、木ボケは防ぐことができます。
その後も、順調に実が付いて行く姿を見ることができますよ。
 
 
また、1つの花房に6個以上の着果が見られる場合は、
4個-5個ほどに調節してあげることも、重要な管理の1つとなります。
 
 
この場合は、1番最初となる一番果や、先端にある実を主に落とし、
摘果していく必要があります。
この作業は、ミニトマト、中玉トマトでは行わなくても大丈夫です。
 
 
トマトの収穫は、開花後約2ヶ月弱となります。
収穫の目安は、へたの付近まで、赤くなってきた頃となりますから、
収穫の適期を逃さずに、食べてみてくださいね。

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この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

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