私はここ数年、自宅の玄関先にプランターをおいて、
ミニトマトの栽培に励んでいます。
実にささやかな家庭菜園です。
本当はもっと大々的に野菜を作りたいのですが、
何しろ庭が全然無いので仕方がありません。
しかし、それでもミニトマトはプランターでも元気に成長して、
毎年、沢山の収穫があって満足しています。
ところが昨年、夏になって小さな赤い実が実って、
そろそろ収穫が近づいてきた頃、ふと一つの実を見ると、
小さな穴が開いていました。
私は、「細い枝でも刺さったのかな」と思い、
最初は気にも止めなかったのですが、
数日後、別の実にも同じような穴が開いていました。
それを見て「これはおかしい」と思いました。
そこで図鑑などで調べてみると、
トマトの実を食い荒らすイモムシのような
害虫がいることを知りました。
オオタバコガという名前だそうです。
そこで私は害虫駆除に取り組もうと思いました。
しかし、極力、農薬は使わないようにしたいと思いました。
そこでイモムシが活動する夜間に、直接つまみ取って駆除することにしたのです。
その晩、10時くらいに懐中電灯の明かりを頼りに、私は害虫を探しました。
しかし、それらしい生き物はなかなか見つかりません。
「今夜は出てきていないのかな」と諦めかけた時、
一つの大きな実の付け根の部分に、小さな茶色いイモムシがいました。
実にも確かにイモムシと同サイズの穴が開いていたので、
実ごとイモムシを捕獲しました。
その後、トマトに穴は開かなくなりました。
結局、駆除したのは一匹だけで済みました。予想外にあっけない駆除でした。
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