植木鉢をたくさん並べて、ベランダで家庭菜園を作っているのですが、
ひときわ大きな15号鉢に、レモンの木を植えています。
あるとき、その根元から、一本の茎が伸びているのに気がつきました。
白い産毛におおわれている茎、ぎざぎざの葉っぱ。
どうも雑草ではなさそうです。気になったので、
ちょうど空いていた7号鉢に、ためしに植え替えてやることにしました。
邪魔なレモンの根っこから解放されたせいか、
その茎はぐんぐん伸びて、葉っぱも増えていきます。
植物図鑑を開いてみると、どうもナス科の植物のようでした。
ベランダにはハーブやシソはありますが、
それ以外の野菜を育てたことはありません。
いったいどうしてこんなところに、
と思いながら、ついでに水をやり、支柱も立ててやりました。
やがて黄色い花がつき、その正体が確定しました。
トマト、それも枝の先に小さな花がいくつもついているので、
ミニトマトです。おそらくミニトマトを食べた
鳥のフンから、芽が出て育っていったのでしょう。
トマトと確定したので、ちゃんと収穫できるように、
ホームセンターへ行って、トマト用の肥料もやることにしました。
気がつけば、鈴なりの緑の玉が、あちこちから垂れています。
支柱も増やし、よく日が当たるように、邪魔な葉も落としてやりました。
かわいい実が赤く色づき始めたところで、収穫することにしました。
それから後から後から実はなりつづけ、サラダやお弁当の端に、大活躍でした。
こうして向こうからわが家のベランダにやってきたミニトマト、
三ヶ月ぐらいで収穫できるようになり、それから半年ほど、楽しむことができました。
スポンサーリンク
コメント