ショウガは、アジアの熱帯地方に原産する野菜であるため、
高温多湿の状況を好みます。大体18度ほどから、発芽しますが、
生育の適温は、25度?30度ほどです。
高温に強いため、低温には弱く、15度が生育の限界です。
10度ほどの気温になると、塊茎と呼ばれる根の部分が腐ってしまいます。
ショウガというのは、多年生に属する草本ではあるのですが、
日本の場合、冬に10度以下になることは避けられませんから、
春に植え付け、霜のおりるまでに収穫する1年草のように扱われています。
植え付ける際は、気温が15度以上になったころに行ってくださいね。
ショウガは、連作障害の出やすい野菜としても知られています。
ショウガの連作障害は、地下部の根の部分が腐ってしまう、
茎腐敗病になりやすくなる他、ネコブセンチュウなどの発生が起こりやすくなります。
そのため、植え付ける時は4?5年作付けしていない場所であるのが望ましいです。
日当たりのあまり良くはない場所でも育てることができますので、
作付けしていない場所である方を重視してください。
ショウガは、種ショウガの植え付けから栽培がスタートします。
植えつけた種ショウガからは、新芽と根が徐々に伸び、
葉が数枚になると、株に新しい芽ができ、徐々に生長していきます。
ショウガの栽培は、この塊茎を成長させるのが重要ですので、
発芽直後、発芽後1ヶ月の2回、追肥・土寄せを行います。
また、多湿を好みますので、乾燥には気を付けてください。
収穫は、筆ショウガ、葉ショウガ、新ショウガと順次楽しめますので、
夏場から霜のおりる季節まで長く、味わえます。
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