ニンジンは、隣の葉と触れるくらいの密植状態で育てます。
これを、「共育ち」と言います。ニンジンの葉は、切れ込みが多いため、
株の競争は穏やか、間引きは急がなくても大丈夫です。
ニンジンに限らず、根菜類の野菜を育てる場合には、
1度に間隔を広く取らずに、徐々に間引きを重ねながら、
良い株を育てて行くのがポイントです。
間引いたニンジンは、小さいものですが、食べられます。
また、ニンジンの葉は傷みやすく、通常は販売されませんが、
家庭菜園では、ニンジンの葉も美味しく食べることができます。
■ニンジン栽培途中の注意点
ニンジンの初期の生育は遅く、雑草の多い時期となるため、
生育が悪くならないよう、雑草はこまめに抜き取るようにしてください。
また、なるべく薬剤を使用しないで育てるためには、
連作をしないこと、畑の水はけを良くすること、
センチュウのコンパニオンプランツを植えることなどが重要です。
ニンジンの種をまく前に、クロタラリアや、ハブソウなどを植えておき、
ニンジンの種まきの前に抜き取ると、ネコブセンチュウを予防できます。
■収穫のタイミングは逃さないようにする
ニンジンの収穫は、根の直径が5?7センチほどになった頃です。
肩の部分が横に張り出してきた頃に収穫を行います。
一般的な西洋系のニンジンの場合は、根の長さが18センチほど、
重さが200グラム程度になるのが理想です。
太り過ぎると、根が割れてしまいますので、タイミングを逃さないように注意しましょう。
尚、8月頃に種まきしたニンジンは、冬の収穫となるので、
12月に入ったら、土寄せの作業を忘れずに行います。
こうすれば、葉は枯れてしまっても、収穫が可能です。
翌年3月までに全て収穫するようにしましょう。
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