ニンジンの原産地は、アフガニスタン周辺です。
普段良く私たちが食べているものは、西洋系品種と呼ばれるニンジン。
その他に、細くて長い東洋系品種のニンジンがあります。
■東洋系の品種
東洋系の品種のものは、16世紀頃に日本に渡来し、
全国各地で栽培が行われるようになりました。
最も知名度の高いのは、「金時にんじん」と呼ばれるもので、
赤み、甘味の強く、臭みの少ないニンジンです。
家庭菜園においては、根が長い分、育てるのは難しいとされ、
初心者向きの野菜ではないかも知れませんが、煮物に炒めもの、
生食もできると、使い勝手の良い野菜ですから、
挑戦してみるのも良いと思います。
■西洋系の品種
西洋系のニンジンは、トルコにて作られたもので、
12?13世紀頃にヨーロッパに渡来したと言われています。
日本に来たのは、まだまだ最近、19世紀の初期になってからです。
根の長さは、だいたい15?20センチ程度のニンジンで、
東洋系の品種に比べて、短く太いのが特徴です。
日本に来たのは、こちらの方が後になりますが、
戦後、急速に日本で普及したため、多くの日本人は、
ニンジンと言うと、この西洋系の品種をイメージすると思います。
東洋系品種と比べると、根が短い分育てやすいと言われ、
種まき後、発芽さえ揃えば成功とも言われるくらいです。
さまざまな調理法で楽しめる、家庭料理には代表的な野菜となりますので、
是非、ご家庭でも、ニンジンの栽培に挑戦してみてください。
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