根深ネギの栽培のポイントは、まず、苗を植え付ける時の
土作りに、石灰や肥料を使わないということが挙げられます。
畝の中央には、大体深さ20センチほど、幅15センチほどの溝を作り、
その中で育てていきます。
溝が崩れてしまわぬように、溝の壁はしっかりと固めておき、
片方に盛り土をしておくようにしましょう。
盛り土は、南北に畝を作った場合は、西側に作ります。
東西に畝を作った場合は、北側に作るのが一般的です。
中央に掘った溝の壁には、5センチ程度の間隔で苗を植え付けます。
深植えにしないのがポイントで、覆土は浅く行います。
また、根深ネギは根の呼吸のため、酸素がたくさん必要です。
そのため、根元にはワラなどで空気の隙間を作ってあげ、
酸素が根に上手く取り込みやすくしておきます。
本当は光に当てて、ぐんぐん緑の葉を伸ばすものを、
逆に光に当てずに育てるのが、根深ネギ、最大の特徴です。
そのため、生育途中では何回かに分けて土寄せが必要です。
1回目の土寄せは、植え付け後1ヶ月ほどした頃です。
2回目は、その1ヶ月後、植え付け後2ヶ月ほど経ったら行います。
3回目も、その1ヶ月後に行い、4回目も同じようにします。
この時それぞれ、分げつ部まで土寄せを行うようにすること、
化成肥料を追肥するのがポイントです。
最後、4回目の土寄せから、約30日?40日程度で、
立派な根深ネギを収穫することができます。
難しく、手間の掛かる根深ネギですが、収穫の喜びは、
他の野菜と比べても大きくなります。
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