白ネギ、長ネギと呼ばれる根深ネギは、土寄せの作業を行い、
軟白部を伸ばして行く必要性があるため、家庭菜園の中でも、
上級者向けの野菜と言えるかも知れません。
生育適温は15?20度ほどです。
花芽の分化は、苗の太さが6ミリ程度、低温下で起こります。
こうなると、ネギ坊主ができあがりますので、お彼岸くらいに種まきを行い、
育苗してから7月頃に植え付け、秋?冬に収穫というのが、
1番育てやすい方法だと言えます。
栽培?収穫までの期間が長いことからも、難しい野菜であるのが分かりますね。
家庭菜園で根深ネギを育てるのであれば、苗を購入するのがベストです。
良い苗は、1センチ以上の太さがあるもの、草丈が30センチほどで、
揃っているものが良いでしょう。
苗の植え付けの際は、肥料、石灰を使わないのも特徴です。
これは、根を痛めることがあるため、不要とされています。
植え溝を作り、苗を入れて、根本に土を盛ります。
根に充分に酸素が送れるよう、ワラを根元において、
空気を送れるようにしておくのがポイントです。
また、ネギは乾燥には強いですが、湿度の高い気候を嫌いますので、
水はけを良くしておくのもポイントです。
植え付けの後は、月に1度、土寄せを追肥を行います。
この作業は、根深ネギを育てるのに、1番重要な部分です。
ただし、真夏の暑い時期は、ネギの生長が止まりますので、
土寄せはやめ、根を痛めないようにします。
土寄せは合計、3?4回行います。最後の土寄せから、
3?4週間ほどで収穫を開始します。
触った時に程よく弾力が感じられ、充分に軟白しているものから収穫しましょう。
また、収穫は根元の土を掘り起こしてから、引きぬきます。
力加減が難しいですが、力を入れすぎると、ちぎれてしまうこともあるので、
注意してください。
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