シュンギクの生育適温と家庭菜園におすすめな摘み取り栽培

シュンギクは、生育適温が15?20度と低く、冷涼な気候が好きです。
寒さには割と強いので、トンネル栽培をすれば、冬越しもできます。
逆にシュンギクは、暑さにめっぽう弱いので、27?28度になると、
生育不良が起こります。
そのため、春まき、秋まきの2つの方法が適しています。
IMG_3078.JPG
また、高温化と、日に当たることでとう立ちして開花するので、
夏まきは、収穫が難しくなります。
シュンギクは、摘み取り栽培、抜き取り栽培の2つの方法があり、
それぞれの栽培方法に適した専用の品種が出回っています。
摘みとり栽培の場合は、茎の途中、中心から摘み取って、
脇芽を伸ばし、その脇芽も順次、摘み取って収穫していく方法です。
長く収穫したいのであれば、こちらの方法が適しています。
抜き取り栽培の場合は、株が20センチほどまで生長したら、
株ごと掘り上げて収穫する方法です。
関西や九州地方では、この栽培方法がポピュラーです。
しかし、家庭菜園では、摘み取り栽培の方が向いています。
軟弱野菜と言われるシュンギクは、保存がきかないことで知られますが、
順次収穫する摘み取り栽培であれば、摘み取ったものを、
すぐに食べることができるので、春先まで長く楽しむことができます。
秋?冬の収穫後は、株を残して観賞用にすると良いでしょう。
黄色く、マーガレットのような、可愛い花も楽しむことができます。
ヨーロッパでは、家庭菜園ではなく、園芸用として、
親しまれているくらいですから、開花も是非、楽しんでくださいね。

スポンサーリンク

この記事を書いた人
こう

脱サラしてやりたかった農業に就農しました。
半農半IT生活を楽しんでいます。

経歴
大学院農学研究科修士課程を卒業
種苗会社で農場長をつとめ、野菜苗の生産
農業資材販売会社で肥料、農薬などを農家に販売
脱サラして就農

取得した資格
緑の安全管理士
野菜ソムリエ
施肥技術シニアマイスター
土壌医2級
JGAP指導員
毒劇物取扱者

こうをフォローする
シュンギクの育て方
こうをフォローする
初心者でも簡単!家庭菜園の作り方

コメント

タイトルとURLをコピーしました